[コメント] スーパーマン(2025/米)
『スターウォーズ('77)』を初めて観た時、本心の半分は「子供騙しだなぁ」と思った。それでもワクワクするのは、落語や吉本新喜劇と同じでお約束への同調でもある。なので山崎貴監督が『マンダロリアン云々』の宣伝で… ☆3.1点。
「空想ではなく本当にあるんだと信じさせてくれる」と言ってるのを見てゲンナリせずには言られない。自他へのリップサービスだとしても。
さて、本作は70年代SFにおける双璧のもう一方の雄、『スーパーマン』の新作であるが、1978年作の『スーパーマン』についても、スーツを着たヒト型異星人やG.ハックマン演じるおどけたレックス=ルーサーなど、子供向けの要素が満点だった。それでも僕らが熱狂したのは、子供向けの解り易さの先に、情熱とメッセージを感じたからだろう。
最近の娯楽大作が軒並み詰まらないのは、定型フォーマットの中で何とか新鮮味を出そうとしているだけの奮闘だからではないか。別の事を真摯に考えてもらいたい。YouTubeや対話型AIのシャワーにさらされ、こんなんで満足するように飼育されている若い観客の脳が気の毒だ。
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