[コメント] ハオト(2025/日)
全然精神病院ものではない。ロケ地の廃校となった木造の小学校(佐久市・旧志賀小)の雰囲気も相俟ってか、役者たちも淡々と演じて話が進む。精神病院と軍(陸/海)の関係が強引で、展開もメチャクチャなのだが、その「狂気」を狂気として全然演出しようとしないのが、本当の狂気なのか。。。
今はファンファンみたいな男優さんがいないからマイケル富岡なんだろうけど、ここはド素人でもモノ本のロシア人を出して使って欲しかった。(Wikiによると、駐日ソ連大使のヤコフ=マリクは1945年6月に箱根の強羅ホテルで、広田弘毅元首相と非公式での終戦交渉を行なったそうです)
戦争末期当時の空気を当事者が生々しく語るには、現代は既に「時間切れ」になりつつあるが、本作の元になった舞台は20年前の上演だったと知って納得。2005年当時すでに「最早21世紀…」等と思っていたが、あの時80歳だった人間は今年100歳だもんなぁ…。
神風特攻隊は1945年10月には正式に創設され、当初は海軍中心だったがすぐに陸軍も開始して全面展開されたようだ。
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