コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ぼくの伯父さんの休暇(1952/仏)

絶妙に緩い。その緩さは演出力不足から生じる類のものでは決してなく、むしろ圧倒的な演出力のもと周到に醸し出された緩さなのである。人物の重層的な配置とその動き、音の使い方、カメラ位置の厳格さ。小津ブレッソンにも匹敵する恐るべきシネアスト、それがジャック・タチだ。
(★4 赤い戦車)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。