[コメント] 日本侠客伝 血斗神田祭り(1966/日)
2人の男の恋愛の成り行きを描く。傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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脚本は人の心、表裏をどれだけ説得力のある表現で現出できるかに尽きる。本作は2つの恋愛を同時進行で描いている。その鶴田の高倉へのセリフがいい。また長門(片目のおぼろ安:これ特筆すべき熱演)とのやりとりも見事だ。笠原の代表作の1本になろう。
北島の歌が入り、「続・関東編」にもなっている。というのは、本作は鶴田への「浪花篇」の‘お詫びその2’ともいえるものだからだ。主役は高倉に見せかけて、実は鶴田なのだ。
何故なら、タイトルは「侠客伝」でこんな侠客が居りました、だからだ。高倉は消防組(*)で堅気です。
(*) 江戸時代の火消し→明治になって消防組へ→現在の消防団へ
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