[コメント] ショーシャンクの空に(1994/米)
封切り時に観ていれば感動したと思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ティム・ロビンスは良い。モーガン・フリーマンも良い。かなり役者の存在感とスムースなカメラ割り、物語のベタなまでの丁寧な構成に支えられて、非常に“良くできた”作品に仕上がっていると思う。
この映画を薦められるのは、普段あまり映画を観ない人や、偏った映画の趣味(このテの作品を観ない)の人、もしくは小説を映画以上に読まれる人か。
これ以前にもこれ以降にも、脱獄モノや無実の罪モノ、希望を捨てないモノは多く、その中でもウェルメイドなのがこの作品、だと思う。言い方を変えれば、普段面白いと思う映画が少ない“贅沢な”映画好きの人には好評かもしれない。
たくさんのコメントにも書かれているので敢えて述べるまでもないのだが、この作品を観る前に予備知識は入れてはいけないし、多くの“自分にとっての名作”も作ってはいけない。いけないことはないのだが、感動はできないと思う。
私もそんな一人。感動できなかったということに悔しさを感じるというコメントも非常に共感できるのだが、たまたまこの作品を観る前に幾つも安易に感動しすぎたせいで感動できなかったというのもあるのかもしれない。
つまりは、豪華なメインディッシュを食べる前に、美味しい前菜でお腹一杯になってしまっていたとでも言おうか。
少なくとも、丁寧に作られた作品を酷評するつもりは毛頭ないけど。
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