[コメント] トスカの接吻(1984/伊=スイス)
表層批評に付き合うとこんなのも観せられちゃうという一例。音楽が鳴っている間はオペラを知らなくてもそれなりに面白いのだが、ワイズマンのようなジャンル関係なしの愉しさは皆無。
馬鹿でかい声が出るものだ。衣装着て歌いだす爺さんはユーモラスだがバカバカしいし、表彰状見て回る爺さんは実に退屈である。総じて子供っぽくて退屈な老人ばかり、年長者の年輪や含蓄にこれほど触れさせてくれない映画も珍しかろう。これは陽気なイタリア人類型ということか、オペラ界だけの特殊例なのか。学生時代に祇園会館で寝てしまって、今回初めて観た。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。