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[コメント] 墨東綺譚(1992/日)

下手な(というかお座成りな)SEXを2時間にわたって講義されたような映画だった。反面例としては参考にはなる。
ピロちゃんきゅ〜

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







墨田ユキとの出会いまでのタラタラした沢山の女遊びが気の抜けた「前戯」。まったく、やる気無し。というか、本番の為に仕方なくやってるかのようなプレイ。そして、墨田ユキとの恋愛部分が「挿入」。途中で写真とったりするのが、体位の入れ替えか?一方的な別れが「射精」。その後の昭和の時代の老け具合は「後戯」をやろうとしたが体力がなくて「爆睡」てあたりか?勝手に行かれてしまった女はぜんぜん物足りなくてアメリカ人に走った「大きぃぃ〜」。立たない男の悲劇…「終了ー」。

ハナッから墨田ユキを出して真剣に遊ぶ(前戯)わけにはいかなかったのか?そうこうして、挿入部分のバリエーションをもっと長くして、強く、弱く、深く、浅く、のの字を書いて〜みたいな、上げ下げの変化があってこそ、射精の瞬間の快感(つまり、別れの衝撃)が大きくなるのだ。別れ方が上手だったら「やっぱ忘れられない!」とか言われて、また再び!ぐらいの可能性もあったのにな。やっぱ、お互い満足のいく別れ方しないと。

つまり、この映画は「じじいが若い娘とえっちしたって、どうせ満足させてあげられないから止めときな」って教訓の映画か。いやいや、年齢の差も本気の前戯があれば何とかなる。この話の失敗はおざなりな前戯にある。そこがヘタすぎて濡れないというか立たないというか。

(評価:★2)

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