[コメント] 5時から7時までのクレオ(1961/仏=伊)
パリの街を移動し続けながら人との同道と離反を繰り返す彷徨は分単位に細分化され生態観察のような冷徹な筆致で来るべき時に向かうが、何気ない邂逅が世界を反転させ不安に充ちた予感は立ち向かえる障壁に瞬時に変わる。畳み掛けるような余りに鮮やかな終局。
(けにろん)
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