[コメント] 雪国(1957/日)
幼子が駄々をこねるように島村にせまる酔った駒子の欲情の実にエロチックなこと。そして、突き放すようでいて、まとわり付くような駒子の三味線の音に、微動だにできない島村(池部良)の額にはらりと落ちる前髪。岸恵子の秘めたエロスを楽しむ映画。
うつむき加減の池部良が、ときおりオダギリジョーに見えた。日本映画界における「男の虚無」の系譜を発見した思い。
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