[コメント] スーパージャイアンツ 人工衛星と人類の破滅(1957/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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三ツ矢は電気部品買いにいって買い占め男を追跡して墓場、といういい導入部があるが、その後ほとんど活躍せず詐欺にあった気分になる(後篇で活躍する)。
「57年、ソ連の人工衛星成功、アメリカも完成急ぐ、兵器として利用されれば人類の滅亡を意味する。57年は宇宙世紀1年と云えるでしょう」。このフレーズは林寛の博士を脅す文句にも使われるから、このOPのナレーターも「黒い衛星」の団員なのだろう。宇津井がこだわる人工衛星のアンテナは物干し場の器具に見える。
悪役組織は前回は宇宙人で今度は地球人、というバラツキが気になるが、別にどうでもいいのだろう。宇宙船の撮影がサンダーバードっぽい。林寛の博士がいい味。音楽が代わりテーマ曲が優雅。ベストショットは警視庁から空へ飛び立つ際の一回転する変身で驚きがある。最後はジャイアンツ最大の危機。OPタイトルに「鋼鉄の巨人」と入らないのは、宇津井は鋼鉄ではなくなったからなのかと心配になる。次回も見逃せません。
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