[コメント] 女だけの都(1935/仏)
肉屋の階段落ちは何気に凄かった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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タイトルがいい。ついのぞいてみたくなる、といったなにかがある。そういう意味?では空想の乱暴狼藉シーンで、女の人のおっぱいがちょっと見えるシーンがあった。サービスカットという発想は昔からあったんだなあ。
武器を隠して戦いを放棄した情けなさが描かれる。どこかの国に根強くはびこる一部の思想を揶揄されたようで嫌な気持ちになった(もちろん戦前の映画なのでそんな意図はないわけだ)が、一番嫌だったのは、男たちがお追従笑いを浮かべたときの薄汚さ。福田や麻生もよくあんな顔してるじゃないか・・・(これはまた別の話だが)。
映画としては、天来の妙計とかなんとかいうものに、もう一捻りあるのかと思って見てた。歓待中に、隠していた武器を取り出して、油断した敵を襲うのかとか。ただ死んだふりするだけなのに、女房を閉め出したり、女房の箪笥を動かしてごそごそやったりする必要はあったのだろうか?
さらに言えば、首席助役を捕まえて娘を結婚させるシーンとか、どうでもいいと思えるようなエピソードをも同じような丁寧さで描くあたりにまどろっこしさを感じた。
この映画を見るかぎり、男としてはスペイン人になりたい、と思う。女はどうなのだろう?
70/100(08/09/13見)
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