[コメント] 肉体の冠(1952/仏)
冒頭、男女を乗せて川面を滑るボートの情景は印象派の絵画を彷彿とさ、その陽光の下の一群がギャングと娼婦だというギャップ。無骨なセルジュ・レジアニは高倉健のようで、人懐っこいレイモン・ビュシェールに松方弘樹がダブる正統派の男の友情物語。
念ながらシモーヌ・シニョレには藤純子に負けず劣らずの艶はあっても可憐さはない。
フレンチ・ノワールに東映アウトロー映画を重ねる戯れに、我ながら呆れる。が、ジャック・ベッケルに敬意をはらいつつ、まんざらでもない気も、ちょっとしている。
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