[コメント] 仁義(1970/仏)
この映画、キャストが素晴らしい。ドロン、ボロンテ、モンタン、ブールビルというだけでも今にして思えば豪華な顔ぶれ。とにかくカッコいい。この映画に「仁義」というタイトルを付けたのもすごいこと。かなり冒険した邦題だが、この映画の雰囲気にぴったり。「仁義」といえば普通は北島三郎が思い浮かぶのであるが、そのヤクザの世界の泥臭い言葉をフランス映画のそれもアラン・ドロンの映画のタイトルにしたそのアイデアは素晴らしいと思う。それだけ、当時のアラン・ドロンの人気がすごかったという証拠かもしれない。
それと、個人的にこの映画に出てくるブールビルが大好き。『大進撃』だとか、ルイ・ド・フュネスと共演したフィリップ・ド・ブロカ監督のコメディだとか、とにかくいい持ち味の人で、コメディの印象が強かったが、この映画の執拗な役回りも素晴らしい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。