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[コメント] 男と女の詩(1973/仏=伊)

男と女』のフィルムから始まる冒頭を見た瞬間、またいい加減なルルーシュ演出横溢かと危ぶんだのだが、いやいやこの映画頑張って良く見せてくれます。夜、宝石店から自動車を飛ばし、モーターボートを乗り継いで逃走する訓練シーンを空撮のワンカットで見せる部分なんて実に見事。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 或いはラスト前にリノ・バンチュラの訪問を準備するフランソワーズ・ファビアンを延々と手持ちのワンカットでとらえる室内シーンの演出もいい。バンチュラは勿論のこと、ファビアンも魅力溢れるが、相棒のシャルル・ジェラールも存在感抜群。

#夕食会のシーンの会話で「『革命前夜』は見ましたか」と聞かれる。「ベロッキオは?」「『男と女』は見たでしょ。」

#駅の別れのシーンで。「映画みたいね」「誰に教わった?」「デビッド・リーン、ミネリ、チャップリン」

(評価:★4)

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