[コメント] 愛と死の記録(1966/日)
台詞も背景音もない無音のロングショットが様々な効果をあげている。それは緊迫感であり絶望感であったりする。そして、その対称として激しい音楽が恐怖感を煽る。姫田真左久と黛敏郎のふたりの仕事人の作品である。
ストーリーの構成も前半の「愛=ハイテンション」と後半の「死=ローテンション」というように、本作には視覚・聴覚・リズム感といった様々な感覚においてシンメトリーを成しているように思う。
天国から地獄へと突き落とされる人々の感覚を様々な表現で表そうとしているかのようだ。
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