[コメント] 続・男はつらいよ(1969/日)
とむうぇいつさんのコメントかっこいいなあ。松竹映画のヌーヴェルヴァーグと関連づけるなんて、見事だなあ。映画をこよなく愛する方のコメントとお見受けし、尊敬しております。
松竹、東宝、東映など各大手映画会社の時代の役割がそれぞれ存在していると思うんですね。
松竹で日本のヌーヴェルヴァーグと呼ばれた世代が出現したことは、ある意味歴史上異端なことで、安保闘争とか学生運動とかを題材にして戦後の後始末をつけようとする世代が唯一存在する映画会社だったわけです。
ところが、もともと松竹は小津安二郎に代表されるようなホームドラマ、果てはテレビドラマのはしりとなるような映画を作り続けてきた映画会社で、山田洋二もこのシリーズで松竹の最も伝統的な部分を継承していることになるわけですね。
とむうぇいつさんも言われてますが、時代の変化に決着をつけようとする意志は間違いなく存在していて、山田洋二監督が寅さんをただおもしろおかしくつくっていたということではないわけですね。
渥美清さんも、もう二度と出現しない役者の中の役者、怪物中の怪物と言えるでしょうね。
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