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[コメント] 男はつらいよ 奮闘篇(1971/日)

情感溢れる異色作。ただ,肝心の寅さんは,♪奮闘〜努力の甲斐もなく〜♪という主題歌にもかかわらず,いつもの通りあまり奮闘しているようには見えなかったりする(笑)。
ワトニイ

いや,一所懸命に奮闘しているけど,いつも空回りしていると言うべきだろうか。

それにしても,知恵遅れで薄幸の少女を演じる榊原るみはマドンナという感じじゃないけど,とても印象的だった。また母親との再会も,いろいろな思いが交錯しつつ,予想に反して何ともサバサバした感じの再会だった。

そして,この少女のことを,どう見ても知的レベルが低い(失礼!)タコ社長たち柴又の人たちがあれこれ評論するのが何とも皮肉だったが,だからこそ寅さんとさくらの優しさが際立っていたと思う。

(評価:★3)

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