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[コメント] ベルリン・天使の詩(1987/独=仏)

ごめんなさい、バカなので良く分かりません(★3.5) 2004年4月4日DVD鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







プロットはメチャクチャ好みで、DVDパッケージの解説を読んだ時「見るしかねぇ!」と感じて即効借りた訳ですが、どうにもこうにも僕には合いませんでした。

何と言うか、物語がずーっとダラダラとナレーションに乗って進んでいるだけ、と言う感じで眠くて眠くて眠くて眠くて・・・って、寝てませんけど、ゴダール映画みたいな感じでした。って言ってもゴダール映画程古臭く感じなかったし、あそこまで眠く感じなかったけど、この点数なのはこれだけ魅力的なプロットなのにどうしてここまで眠くなるのか、と。

個人的に、ナレーションで(もしくは”ナレーション風”)語られ続ける物語は苦手です。ダラダラダラダラと台詞を垂れ流されても、低知能の僕は右の耳から入って左の耳から抜けていくのであります。(とか言いながら、哲学台詞吐き出すだけの『ウェイキング・ライフ』みたいなのは、何故か映像のウネウネ感と台詞の訳分からなさがマッチして割りと好きなんですが)

ちなみに『カルネ』もナレーションで延々と語る映画ですが、僕はあの映画大好きです。そこには糞ったれな親父の戯言しか詰まってないのに、脳天直撃の衝撃(笑撃とも言う)があったから。

確かにモノクロとカラーの世界の使い分けは凄く衝撃的だった。その美しさに呆然と感動したし、刑事コロンボのオッサンが元・天使だった、と言うのが明かされるシーンでも何か一人呆然と感動してたり、天使が人間になって見た世界の「色と寒さとおしゃべりと」みたいな世界にこれまた感動して、と好きなシーンは割とあるのだけど・・・最初の一時間は眠いし、その後も「素晴らしい!→退屈→素晴らしい!→退屈」の繰り返しで疲れちゃって、おまけにそこでラストでダラダラと語りだす始末。「もういいからもういいから・・・」

静かな物を狙って演出してるんだろうけど、どうもなぁ・・・。アホな俺にも分かり易い様にドラマティックな演出を・・・それこそ台詞じゃなくて、脳の一番奥辺りにビビーっと直接来るドデカイサプライズの感動を・・・。

もう一度見直したら評価が変わるかもしれないけど、次に見る事はよっぽどの事が無い限りないと思う。俺はどうもこの映画の魅力を理解しきれない。

アホな俺は『シティ・オブ・エンジェル』でも見てろって事か

(評価:★3)

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