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[コメント] 学校II(1996/日)

知的障害とかではなく
ミレイ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私は感情移入出来る映画にカタルシスを覚えるから、この映画もそうやって見た。 別に私は、知的障害者じゃないけど、社会と自分のズレを感じることは多い。

学校でいじめられた時の事を思い出した。 運動が苦手で、人並みに出来ないことが苛立たしくて、自分が大嫌いになった。 どうしようもない事ばっかりで、誰に何を言っても無駄な気がした。 自分より優れた人や美しい人に嫉妬して、癇癪も起こした。 初めてバイトした時の事を思い出した。 バイトはサボっちゃいけないって、口答えしちゃいけないって私は知らなかった。 大人になったら、わかったけど(笑)

そして独りで生きて行きたいという思いは、タカシと同じように突然やってきた。 その考えにとり付かれて、興奮して眠れなくなったりした。 劣等感に苛まれて自信がなくて、大人に甘えたし、またイライラしたりした。 全部捨てちゃいたいとか思って旅に出たりしたし。

ユーヤみたいな、子分的な存在を愛でることにアイデンティティを見出したりもしたし(笑)

つまり私にとってタカシはすごく感情移入しやすい、ただの10代の男の子だったんですな。むしろ最後気球乗れて羨ましい限りだったし(笑) 勃起したー!!!って叫びたいわ私だって。

つまり、なんだみんな同じかーと思ったんですな。 そら色々、特殊な事情はあるかもしれないけど。 (性的なことに関しては、正直洒落にならない部分はある・・・)

それでも人って誰かと関わらないと生きていけないんだね。 出来ることと、出来ないこと、皆で補い合って尊敬できたら、こんな素晴らしいことないよね。

理想論かな? まぁ、いいじゃないですかレビューぐらい。

(評価:★4)

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