コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] その男ゾルバ(1964/米=ギリシャ)

「女はすべて愛すべきもの」ゾルバ!愛されることをあきらめていた女性への福音。ホストのボランティア。(←メインテーマとはズレてますが)
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







昔はブイブイ言わせてたマダム・オルタンス。老いさらばえて今では誰からも愛されない生活。卒塔婆小町化。愛に飢えていたのだ。そこへ陽気なゾルバ。ああ、なんてやさしいゾルバ。バジルにはとても真似できない。愛してもいない女性に心底やさしくするなんて。

愛に飢えている女性に愛を与える。愛してはいないけど。それは罪なのか、善なのか。

ギリシャ美人、目ヂカラがすごい。未亡人は男どもの嫉妬のちから関係で、誰も一人占めしないように処刑される運命に。男は変なところで団結する。美人の処刑は男の潜在願望らしい。恐ろしいことだ。

味のある人間を演じるのではなく、味のある人間が演じている。アンソニー・クインの顔はすばらしい。あの顔には勝てない。

楽器サントゥーリ。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)甘崎庵[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。