化学薬品によって甦った死者に襲われる人々を描いたゾンビ映画｡

元々『ナイト･オブ･ザ･リビングデッド』の続編企画だったということらしいが､全体的にはセルフパロディといった印象｡

映画そのものはホラーというより､ブラックコメディテイストで､ラストもあっけない｡

ゾンビが普通に意識や感情を持ち､人間同様に喋るし､無線も普通に使えるほど賢く､おまけに足が早いところなど従来のゾンビ映画と一線を画している｡ただ､ゾンビが救急隊や警察を殺した後､無線で新たに応援を呼んで､再び襲うところは同じ展開を繰り返しているだけなので､少々くどい｡

ゾンビ映画としてはなかなか異色だが､この映画のゾンビは､もう設定が人間と対して変わらないし､弱点もないため､もはやゾンビという感じがしない｡