[コメント] ザ・クラフト(1996/米)
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黒魔術にハマった4人の少女の1人が仲間を外れた事から3人に狙われる話。最初の展開は『ウェルカム・ドール・ハウス』とロマンス物の学園ドラマを混ぜた感じの作りだが後半はダークな展開でそのギャップの違いは結構印象に残った。前半はやや作り荒いが4人の少女のキャラが変な怪しさがあるのに妙にさわやかで良いしあまり退屈しない。特にティーン物なのにどこかそう感じさせない怪しさはなんか印象に残る。黒魔術は願い事をかなえる為に都合をあわせている感じがしてあまり迫力がないが黒魔術を行う時の4人の表情などからどこか4人の明るさが出ていて魅力を感じる。後半はあれだけ仲が良かったのにいきなり険悪になるのは不自然な感じもするがサリーのキュートさが目立って良かった。一番インパクトがあったのはフェルザ・バルクが演じたナンシー役である。フェルザはアウトローな強面のお姉さんが似合うので見事にハマっていて印象深い、そのせいかロビン・タニーが目立たないのが気になるが後半サリーとナンシーの対決はおおいに盛り上がる。不満な点は過剰な行動が目立つナンシーに対してあたえた罰があまりに軽かったのが気になる。クリスを事故死までさせたのにあれだけというのはなんか甘い気がする。他にも罰を与えられも反省しなかったボニーとロシェルにも結構不愉快になる。他にもサリーのおかげで自分達も魔術が使えるようになったのにサリーに対する態度の悪さも映画を悪くしてる。役者はフェルザがだんとつにインパクトがあった、スキート・ウールリッチはクリスというキャラがそれほど出ていないのでいなくてもよかった気がする。結果はストーリーの良さがキャラの悪さで弱くなってしまったのがネック。
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