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[コメント] 待ち伏せ(1970/日)

三船敏郎石原裕次郎勝新太郎中村錦之助と豪華スター勢ぞろいだが、 役者のわがままを制御しきれない映画は、その役者にとっても良い結果を残さない、典型のような映画。
シーチキン

まるで新年宴会の出し物を大物スターたちがやっているみたいなで、しかもそれぞれに見せ場をつくるためのストーリー、といったところか、チグハグな印象を受ける。

皮肉にもその最たるものが三船敏郎で、かつての黒澤映画で身につけた「財産」を食いつぶすような芝居になっていては、はっきり言って幻滅してしまう。

ただそれでも娯楽時代劇としては、それなりの形だけは整えているのが救いか。

芝居の面では大物スターにおされまくった監督が、なんとか娯楽時代劇としての最低限のラインだけは形づくった、ともいえるが。

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)Aさの[*]

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