[コメント] ポリエステル(1981/米)
チャーチル曰く「臭いほど過去をはっきり思い出させてくれるものはない」―オドラマなくとも、叶姉妹もぶっ飛ぶディバイン観音様のゴージャスな匂いは画面からプンプン。圧倒的にス!テ!キ! ファ○リーズに無香○間なんてくそくらえ!
ちょっと話はズレるかもしれないが、僕はファ○リーズなどの消臭剤は好きじゃない。CMでも、あの無機質な動作でシュシュと部屋中に消臭剤をかけまくる主婦の姿は、ホラー並の恐怖。
アイデンティティーなどという用語は好きではないが、「臭い」というまさに自分の存在証明を抹消せんとする、消臭文化に侵食されつつある日本人は、まさに一億総「カオナシ」化(@『千と千尋の神隠し』)の極みではなかろうか。つながるところ、カオのある人間、つまり、「臭い」のある人間は、疎まれ、避けられ、隔離される。要するに「鼻つまみもの」。マイノリティー、否、その用語自体が、まさにそうした全体主義的文化の産物ではなかろうかと。後は、ホシヒコ氏にお任せしてと…
そうしたことを踏まえて、僕は、J.ウォーターズの作品には一貫して、マイノリティーのみならず人類への慈しみ、愛しみ、あわせて慈愛の目がある気がしてならない。
ディバインなんてまさに観音菩薩じゃねーか!
〔★4.5〕
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