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[コメント] エビータ(1996/米)

マドンナのキャリアとしては成功。ミュージカル「エビ−タ」としては映画化失敗か。
イーグル

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







エビ−タ役をマドンナが! と公開当時は話題だったしマドンナの歌うCD「アルゼンチンよ泣かないで」も巷でかなりかかっていた記憶がある。

“「エビ−タ」の映画化は失敗”というA.L.ウェバーの発言があるとか無いとか噂に聞いたが、これではさもありなんという印象。佳曲が流れていってしまう。 映画になると絵の展開する速度がガッと落ちる(ように感じる)のが退屈する原因ではないかと最近思う。引きの風景などが気持ちが萎える原因か。

映画化についてはミュージカルとしての完成度の高いほど結果が悪い気がする。 「WHISTLE DAWN THE WIND」は映画化したら良いかもしれない。敢えてロケ等せず舞台を模したセットでお願いしたい。あのすごいセットを映像にするのも興味ある。ロケにしたら普通。

アントニオ・バンデラスという人は見た目は「これは!」と思わせたが見た目だけだった。単調。舞台ではチェは強いキャラクターなのに映画になると圧力でもかかってんのか。これじゃただの解説者。「チェ」である必要性が無い。聴かせどころを聴かせ、もっと演技して欲しい。映像ではこのくらいが限度なんだろうか。「ANDO THE MONEY KEEPS ROLLING IN(AND OUT)」は全く違う曲のように見えた。

ミストレスのナンバーも記憶に残らない。

マドンナ自身は健闘していたがバランスの悪いものになってしまったのではないだろうか。全編一所懸命な感じは伝わった。 病いに倒れてからの最後のスピーチの演技がベスト。 ベッドで歌うシーンは映画ならではの絵で感動ポイント。

(評価:★3)

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