人間の持つ可能性を，極端な形であれ，示してくれた映画だと思う。人間以外の何かに可能性を託すのではなく，人間の力，可能性を見つめることが大切なんだってこと。普段こんなことを口にすると，青くさい理想主義者のように思われ，嘲笑されるのがオチなのかもしれないけど，この映画はありそうにないことを描くことで，逆にさらりとこの辺りのことを観るものに伝えることができたのではないかと思ったりした。

　ほんとはここでジョージの言葉を書きたいんだけど，それを書くとネタばれになってしまうんだなあ。

　最後にちょっと不満を。この映画，音楽の使い方がうまくない。シェリル・クロウとかエリック・クラプトンとか，そうそうたるメンバーをそろえているのに，なんか音楽がいまいちなんだなあ。特にシェリルの「everyday is a winding road」がずたずたにされているのには涙してしまいましたぜ。うぅ。

　2002/03/24追加

　・・・サイエントロジー・・・なんか上の感想，見事にはめられてる感じ(--;)。でもほんとにそう感じてしまったしなー。自分の気持ちとして大切にとっておこう。入信する気はないけどね。