虫虫虫虫蟲だらけ。それを相手に宇宙戦争。どうかんがえても、特異な世界なのに、そんなのおかまいなしでキマジメに青春を謳歌してる登場人物。このギャップがいやはやなんとも……（アーホーベン）。

この映画は“一寸の虫にも五分の魂”的なメッセージはないから言うけど、敵が同じ人間でもなくヒョーマノイド型の宇宙人でもないから、ヤレヤレーヤッツケローと無邪気に思った。さいたさんのコメントじゃないけど、虫＝プチッ　みたいなトコ正直ある。ロボコップがテレビコマーシャルに登場した“ゴキジェッ●”なんて商品は正に殺戮を娯楽化してるとしか思えない。

特にチビッコはそうなんじゃないかなぁ？　かくいう僕も小さい頃はそうだった。ここで僕が小さい頃にはやっていた遊びを紹介しよう。２人から遊べるよ。まずダンゴムシをいっぱい捕まえる。次に地面から半分出ている大きい石を、参加者それぞれ見つけて穴を崩さない様にボコンとはずす。穴にダンゴムシを同数ずつ自分の穴に入れて石を穴に戻す。「せーのーで」の掛声と共に一斉に石の上に飛び乗る。プチ、プチチ……。ふたたび石をはずす。ほとんどのダンゴムシは潰れている。しかし踏んだショックで丸くなってるだけのダンゴムシもいる。ドキドキしながら待っていると生き残ったダンゴムシが歩きだす。生き残っていたダンゴムシが多い人が勝ち。同点だったらふたたび石を乗せて「せーのー」（＾＾；ゞ

ところで、みなさん、最近、ミノムシ見た？　たいていの人は“そういや最近見かけないなぁ……”と思うんじゃないかな？　実は新芽を食い荒らす害虫であるミノムシを駆除しようと輸入された外来種のヤドリバエが思いのほか増えすぎて、今、ミノムシは絶滅の危機なのだ。冬の風物詩であるミノムシが消えていくのはなんとなく寂しいもんだ。

ああ、人間って手前勝手。