[コメント] ステレオ 均衡の遺失(1969/カナダ)
分かり易い例え話の一つも無しに延々と形式ばったナレーションが続く。なにか学生が聞いてようが聞いていまいが関係無しに進行させる大学教授の講義を受けているような錯覚に陥る。テレパシーと性愛との関連性を調べる実験らしく、被験者は徐々に狂ってくるんだが、だからなんなんだって気もする。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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脳の手術を施しテレパシー能力の開発だとかは「スキャナーズ」に通ずる様だし、温もりを感じさせない建物の雰囲気や形状は監督作品群のお決まり、特に「シーバース」の高層マンション辺りを思い起こさせる。また、ラストは、進化を求めるがしかし壊れてお終いというのも、その後の作品で度々見受けられる。この様にクローネンバーグが追求するテーマの原型を見てとれるっつーのは興味深いっちゃあ興味深いんだが・・・。
まあ、残念だが、だからといって面白かったとは言えないんだな。
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