[コメント] 大阪ストーリー(1994/日)
父親と二人の息子の気質が全く違うのが興味深い。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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このドキュメンタリーの主役ともいえる父親、一家の暴君であり、家族に自分の考えを押し付け、それに従わせようとする男。それは在日だからとか、そんな事は関係なく、日本人にもよくいる親父であるともいえる。
そんな男の息子たちだから、性格を受け継いでいるのかと思っていたが、意外や意外。二人共、あの親父の息子とは思えないくらい大人しい。ナヨナヨしていると言ってもいい。監督である長男もそうだが、次男は、統一教会に入らなければ自分の嫁さえ見つけられないくらいのヘタレっぷりだ。
これは何で?母方の遺伝子か?でも母親もそんなに弱そうではないしなぁ。いや、強そうに見えるけど、案外あの親父は気の弱い所があって、それを隠しているだけなのか。DNAの不思議を思う。
最初、母親は生活に満足しているのかと思っていた。でも、後半になって彼女の口から出てくる愚痴。「夫から、労いの言葉も無い」と彼女は嘆く。あの親父からそれを期待するのは無理だろう。夫には韓国に別の家族があるという嫉妬もあるのだろうが。
なかなか興味深い内容だった。
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