・・・と、これを性別のせいにして良いかは正直なところ分からない。でもね、これ観てうわぁすごいこれすごい！って全然思わなかったんです。言い方を変えると、見ていて特に気分が高揚しなかったんですよ、正直なところ。

もちろん普通に面白かったし、飽きずに最後まで楽しく観る事が出来たけれども、それは普通にテレビアニメを見て抱く面白さの域というか、ぶっちゃけてしまうとなんでこんなに評価されているのか分からんという事なんですが、この作品に対して特別な思いを持つ人がいるってのは理解出来ます。

それは『七人の侍』を見た時の置いてきぼりを食らったあの感覚に近いものがあるかも。自分は当事者にはなれないという疎外感とでも言うのか。もしもっと若い時に見ていれば違ったかもとか、もし自分が男だったら違っていたかもとか、もし通ってた高校が共学だったら少しは違っていたかもとか、そういう事をすごく感じました。でも今回は「七人の侍」の時みたいに悔しくないっていうのが最大の違い。そこは私にとってあまり魅力を感じない世界だったって事なんだと思います。ラムちゃんはありえないくらい魅力的でしたけど。ラ、ラムちゃんになりたい…ぅぅ・・・

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09.03.24記（09.03.22DVD鑑賞）