[コメント] 裸足のピクニック(1993/日)
青・赤・黄・白・黒・白黒・オレンジ・・・クルクル変わる純子のワンピース。どれも自分には似合わない。女の子が女としての自分を見つけなければならないとき・・・“不思議の国のアリス”体験。
クレジットタイトルでプロデューサーに桂田真奈さんの名前があるのに気付きました。桂田さんは’78年の第二回PFFの入賞作品監督です。この年の9本の受賞作品の中には、石井聰互の『突撃!博多愚連隊』、長崎俊一の『ユキがロックを棄てた夏』、森田芳光の『ライブイン茅ヶ崎』など現在活躍中の監督のが含まれています。当時、この作品群を一挙に見る機会があり、その中で最も印象に残った作品が日本女子大の学生監督だった桂田真奈さんの『アスファルトに眠る』でした。女性の視点でリアルタイムな“女性”をすなおに描いた作風が新鮮でとても好感が持てたのを憶えています。
あれあから20余年を経た今、この「裸足のピクニック」に桂田さんの“女性の映画”への思いを感じてしまうのは、私の思い入れのためだけではないような気がします。
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