最初から最後までぶっ飛んだお話ではありますが、「サラリーマン」という人類史上極めて特殊な生活形態の下、人はどこまで暴れられるかという思考実験とては大変面白いと感じました。始業時間から終業時間まで自席に縛られて、外の空気吸いに行くにもいちいち周囲に気を遣わないといけなくて、上司という名のアホなおっさんに一日中威張られて。考えてみればこんな生活、生物として異常です。僕も人を思いっきり殴り飛ばして、誰かの2号とアンナ事コンナ事して楽しんで、大金稼いで意味もなく部屋の中で叫びまわったりしたい！サラリーマン生活に慣れてしまった僕の、野生の一面を少し目覚めさせてくれた作品でした。

（まぁ、明日になったらネクタイ締めていつもどおり会社行くんですけどね）