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[コメント] ねらわれた学園(1981/日)

約四半世紀ぶりに改めて観てビックリ。見るべき価値が一つもないのな。
ペペロンチーノ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







日本映画史に残るかの有名な「峰岸徹の怪演(?)」も、そこに至るまで映画としての興味が維持できない。レベルとしては『デビルマン』と一緒だぜ。ま、『デビルマン』観てないんですけど。

というわけで、2点から1点に格下げ。

後のキャリアを考えれば、おそらく大林“ロマンチックおやじ”宣彦自身、全く食指の動かない企画だったのだろう。彼は自分の欲求を「自主映画的特撮」で満たしたに違いない。そこが「日本は監督天国」と大林が言う所以なのだろう。

こんな映画で熱く語る話ではないのだが、この映画に於けるヒロインは「男性の憧れの対象」として描かれてはいるが、女友達は皆無に等しい。 よく考えてみると、大林は「女性を描いた映画が多い」ように思われがちだが、どのヒロインも女友達がほとんどいない。 あくまで大林“エロおやじ”宣彦が描く女性は「男性視点」の女性でしかない。 そういう新しい発見をしたことで見るべき価値はあったのかもしれないが、そういうバカ臭いヒロイン描写をする映画に見るべき価値はない。

驚いたことと言えば、この記憶力の無い私が細かいシーンに至るまでよく覚えていたこと。当時薬師丸ひろ子ファンだったもんだから2回は観てるんだよな、映画館で。アホな中学生だったもんだ。

(評価:★1)

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