[コメント] 姉妹坂(1985/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
最初からアイドル映画と思って観てみれば良かったのだが、オープニングの凝り方で、なかなか骨のありそうな作品と思ったのがそもそもの間違いだった。骨なんか無い。いや、強いて言うなら音楽だけは良い。だけどその音楽が被さる映像がギャグじゃなあ。気恥ずかしさが止まらない。
映画と音楽は密接な関係を持っている。かつてサイレントの時代から映像にかぶせる音楽は重要だったが、音声、なかんづく音楽を劇中に挿入するようになってからその重要度はますます増した。それが今や映画音楽というれっきとしたジャンルとなっているが、そもそも映画音楽は映像が合ってこそ本当に映えるもの。聴くだけで情景を瞬時に思い浮かべる事の出来る映画音楽には数多く存在する。映像無くして映画音楽は半分以下の楽しみ方しかできないとも思っている。
そのバランスが悪い作品も散見出来る。勿体ない話だ。それでも映像は凄いけど音楽がややしょぼいと言うならまだ我慢できる。だがその逆だったら?最早悲惨としか言えない…特に感動させるべくムード最高の音楽がかかっていて、映像が駄目だと気が萎えるどころか、作曲者が気の毒で気の毒で。いたたまれない気分になる。
内容は言わずもがな。みんなテレビと映画を勘違いしてる。そもそも演技じゃなくて地のまま演じる事が自分の魅力と勘違いしている奴が映画に出ると、どれ程悲惨な作品にな るかという良いサンプルにはなったんじゃないか?
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