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[コメント] 俺たちは天使じゃない(1989/米)

正確には、「俺たちは神父じゃない」。
G31

ラスト近くの演説シーン、ショーン・ペンの豹変ぶりが見物。「議論に絶対負けない法」のゲイリー某の言う<天使の降り立つ瞬間>がこれだ(相変わらず不正確な引用で申し訳ない)!

それまでデ・ニーロの前ではさすがに小物にしか見えなかったペンが、あのシーンで完全にデ・ニーロを‘食っちゃった’からなあ! 個人的にはマドンナの元彼でしかなかったショーン・ペンという俳優を、初めて‘認識’した作品。(ふと思い出した。『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ』の中で、今までで一番愛した人は誰?という質問に、マドンナは「ショーン」と答えていたっけ。10年くらい前の映画だから、子供を産んだ今はどうか知らん)

もちろん、世界で一番「情けない笑顔」の似合う役者、デ・ニーロも良かった。(『ヒート』の渋目路線はOK。だが『ケープ・フィアー』のサイコ路線はいただけない。というより笑っちゃう)

デミもよいし、神や奇跡の解釈も受け入れやすいものだった。小粒な名作。

85/100(01/01/24記)

(評価:★4)

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