[コメント] 俺たちは天使じゃない(1989/米)
オリジナルよりリメイク(本作)の出来が良い
本作は(今となっては)豪華なキャストの割にはストーリーが地味なこともあってか一般には認知度は低いようだが、これぞ“隠れた秀作”だと思う。 ショーン・ペン演じる偽ブラウン神父のボケっぷりと今にも血管が切れそうなロバート・デ・ニーロの絡みが、長年連れ添った漫才師コンビのボケとツッコミのような“こなれ”があって観ていて心地良い。 どうやらデ・ニーロは相手役を引き立たせる才能に長けているようで、彼と組ませて2人で主役を張らせた作品にいままでハズレは無い>例えば「ミッドナイト・ラン」のチャールズ・グローディン、「レナードの朝」のロビン・ウィリアムズ。 本作も2人とも肩の力が抜けていると言えばいいのか、まるで“素”で演じているように見受けられる。 根っからのワルでは無い小悪党が、他人に頼りにされることや人の役に立つことに価値を見出し、次第に改心(?)して行く様や中だるみの無いテンポ良い展開、そしてニヤリとさせられてしまうエンディングがとても後味良い作品だ>コメディでは私が最も好きな作品です。
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