[コメント] 踊る大捜査線 THE MOVIE(1998/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
テレビシリーズをきちんと観た訳でも無く、ちゃんとしたファンと言えるかどうか微妙な所なんだけども、『踊る大捜査線』の世界は大好きですよ。『踊る大捜査線THE FINAL新たなる希望』の後、久しぶりに1作目を観たいよねって話になり改めて観てみましたが、思ってた以上に面白くて思わずコメントを書いてしまった。なにしろファイナルが全然駄目なだけに、1作目の出来の良さにびっくり。あとね、やっぱり和久さん(いかりや長介)は必要。
まぁ私が「ファイナルが駄目」と言うのは、「ファンとして満足出来ない駄目」であって「映画はこうあるべき」という様な駄目では無いのかな。『踊る』の世界が好きだもん。
1作目は、(あくまでファンにとっての、かもしれないけれど)良いシーンがいっぱいあって、挙げていったらほんとに沢山あるから、こんなに好きなシーンが多い映画って滅多に無いんじゃないかと思うと急に自分の中でこの映画の評価が上がりました。
------------------
有名な「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」を筆頭に、
冒頭のゴルフ「ファー」までのシーン
「コピーすればいいのに」(雪乃、紙幣のシーン)
「出来ますよ、室井さんだったら。俺が信じた男だもん。」(青島、缶コーヒーのシーン)
「なんてな。」(和久さん)
「おっしゃる通りでございます。」(青島、小泉今日子に向けて)
『天国と地獄』の煙シーン
すみれが署長の弁当をつつくシーン
「死んだんじゃなかったのか」(室井さん、パトカー運転中)
みんなが敬礼のシーン
「兵隊は犠牲になってもいいのか!」(新城)
「すぐに帰ってくるよ。」(すみれ、青島のこと)
病院で和久さんと室井が青島を見ているシーン
「行きなさい。」「はい。」(緒方と署長)
それから寝不足の青島が応接室のソファで眠っている時、遠くで女性の悲鳴とガラスの割れる音がするシーンが凄く好き。
--------------------
まだあると思うんだけど、なんて言うかやっぱし全部好きかもしれない。全部が”漫画”なんですよ。どこかで観たような映画のパロディも結構入ってるし。
私はあんまり邦画は観ない方なんだけれども、一部コメディは好きなんだよね。思うんだけれど、日本映画の良さが出るジャンルってやっぱしコメディなんじゃないかなぁ。 私の中では『踊る』のジャンルはコメディなんですが、寅さんだってコメディだし、『ザ・マジックアワー』も、『テルマエ・ロマエ』もそうだし。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。