[コメント] リプレイスメント・キラー(1998/米)
ジョン・ウー映画の名場面のスクラップブック。…ならいいのだが、どうせなら本当に細部まで真似て欲しかった。ウーの銃撃戦の素晴らしさをかえって再認識。★2.5。
ウーが3カットで魅せるところがたったの1カットなので、銃撃戦のスピード感と迫力が物足りない。ロバート・ロドリゲスは『デスペラード』でちゃんとウー流スピーディ編集を模倣してくれたのに…(銃に弾をこめるだけで6カットぐらいだったり)。
「背中からすべりつつ二丁拳銃(本家は階段で)」や、お馴染み「3すくみ銃の突きつけ合い」など、ジョン・ウー映画の見せ場満載だが、フークア監督オリジナルの「クルクル回り銃撃」は優雅な分ちょっと無駄な動きに思える。中国人ウーがマリア像なのに対し、アメリカ人フークアが仏像を出したのが面白かった。やはり周りにロウソクがいっぱい立ててあったけど。
ミラ・ソルビーノは才媛で広東語も話せる。観る前に、おそらく作中でヒロインが広東語も話すから起用されたのだろうと思っていた。しかし実際そのようなシーンはなく、ミラ以外の女優でも問題がないように思える。そこで憶測だけど、まだ英語勉強中のユンファと撮影中にコミュニケーションが円滑にとれるようにと彼女が起用されたのでは…? もし本当にそうだとしたら演技力と関係ない面で起用されたわけだから、彼女に失礼だと思うのだけど…。それは別として、彼女も頑張ってました。
もしウー映画を一本も観てなかったら、★3だったかもしれない。
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