[コメント] ニルヴァーナ(1997/仏=伊)
『ブレードランナー』系都市に『ニューロマンサー』系電脳なサイバーパンク映画の最高傑作。オコサマスター社もさる事ながら、ゾニー、ベガ、ジンセン堂と次々繰り出される社名には爆笑。「瞑想中だ!」「バカめ!」、あのオヤジで5点は確定。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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電子義眼、ハッカーと撃退プログラムのエンジェル/デビル(=カウボーイ/ICE)・・・とギブソン風味満載。色が絶えず変わる衣服や口紅というのも何かで読んだような・・・。
常に映像化が困難とされるサイバースペース及びハッキングの映像表現(余談だが、『マトリックス』はもともと『ニューロマンサー』か何かのコミック化を構想していた際に電脳空間の視覚表現で苦戦し、「逆にこの現実を電脳世界にすればいい」と思い付いた事が誕生キッカケの一つとなったらしい)が実に秀逸で、侵入者の記憶を利用するというデビルの設定でドラマ的な盛り上がりも素晴らしい。CGらしいCGも使い方にセンスがあると、陳腐化しない。
ただ、ラストの“Naima is on line”の意味が今一つ分からず。雰囲気で楽しめちゃうから困らないんだけど・・・。
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