[コメント] ビッグ・リボウスキ(1998/米)
最も笑えるコーエン作品。常に「ジャンル」と戯れてきたコーエン兄弟は、ここで探偵映画の骨格と奇天烈なキャラクタ群の融合を果たした。「世界で一、二を争う無精者」であるはずのジェフ・ブリッジスがいちばんマトモに見えてくるのだから凄い。ジョン・グッドマン! スティーヴ・ブシェミ! ジョン・タトゥーロ!
そして、これだけ無茶苦茶なキャラクタが大挙して登場しながらコーエンのストーリーテリングにはまったくブレがないというのがまた凄いのだが、もっと暴走や破綻の魅力が欲しい、と云ったらさすがに欲張りすぎだろうか。
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