[コメント] ダンシング・ヒーロー(1992/豪)
とにかく熱い。濃ゆい。燃える。そして感動する。
とにかく熱い。濃ゆい。燃える。そして感動する。
この映画を見てつくづく思うのは,「恋することは人を変える」ってことだ。ヒロインはダンス教室に通っているさえない女の子。パートナーがおらず,いつも女の子同士で踊っているか,一人でポーズをとって踊っているかだ。そしてその容姿と来たら「おいおい,いくら低予算映画だからってもうちょっと選びようがあるだろー」と見ててこっちが不安になるくらい。いやはや初登場シーンは本当にあせりましたぜ(笑)。
でも,ひょんなことから将来を嘱望されているダンス教室の青年と踊ることになり,自分で編み出したステップを披露したりして,だんだんと青年に認められるようになっていく。そして,不格好な眼鏡をとり,ひっつめた髪を下ろし,笑顔を見せて,どんどん表情が変わっていく。するとどうだ,最初の「修正不可,前途多難」って感じの人が,まるで別人になってしまったではないか。とってもいい笑顔を見せてくれるすてきな女性になってしまったのだ。これにはおったまげた。
もちろんダンスシーンもいい。この主人公役の青年は,実際に世界的に有名なダンサーらしく,そのダンスは見ててほれぼれする。
でもやっぱり,この映画の見所はヒロインの変身ぶりなんではないかなあと思う。ストーリー的には非常に典型的なものだから,ストーリーとか脚本とかを重視する人は退屈かもしれませぬ。とにかく熱いハートの叫び(笑)を堪能したいって人にはオススメです。
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