[コメント] アルマゲドン(1998/米)
愛と性交が違うようにアクションものと感動ものも違う。問題は両者がえてして切り離せない事だ。それが満足感を高めるが,到底受け入れられない事もある。(シネスケ論争の果てに)
アメリカ至上主義。ハリウッドご都合主義。非論理的展開。誇大妄想的大義への自己犠牲。・・・これらに諸手を挙げて迎合するならそりゃバカだが。
理想・使命と決して諦めない努力,その達成。一難また一難,泣かせる展開。親娘の愛情。若者の恋愛。中年の結束。・・・これらは基本的には受け入れていい。しかし往々にして罠もある。
盛り上げる音楽。スリル溢れる映像。壮大で透明感のある映像。迫力に満ちた破壊・崩壊。・・・技術的な評価の問題。この作品は完成度高いよ。
努力する事・ひとを助ける事を非難するひとは余り居ないが,ぐううたらで脱世間的な人物が受ける事もある。感性と理性の振幅はつくづく面白いが,ぼくは最低限の節度と許容量・各々の完成度を総合して点を与えたい。
『ディープ・インパクト』とどちらが企画を盗んだのか,本当のところを知りたい。『ディープ』の方が勿論名作だが,『アルマゲ』の方が勿論ワクワクする。
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