[コメント] ドクター・ドリトル(1998/米)
楽しく軽くそつなく出来上がっているが、スタイルだけ「動物愛護♪アハーン、ハートウォーミング」を振り回しつつ、人間と動物の間にバッキリぶっとい線を引いているところがイヤ。
製作側には、各動物に対する愛情やその生態を理解したいっちゅう気持ちがあまりないのだなーと思っちゃうのですわ、次々物語の都合に合わせてステレオタイプな性格&解釈の動物がホイホイ「動かされてる」のを見ると。
これが不思議なことに「動物の擬人化」だったりするとあまり気にならなかったりするんだけどね。(おとぎ話に登場するしゃべる動物などからは「動物に喩えて人間の姿を語っている」ってのがその背後に感じられるからかも)
この作品は一見「人間が動物の視点に立つと…」といかにも動物寄りみたいな体裁なもんだから、余計動物の扱いの傲慢さ、安易さが鼻についちゃって。
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