結局何がいいたいのか良く分からなかったし、ファンタジーっぽい最後の仕上げにはいささか呆れてしまった。

吹替えなしでのデンゼル・ワシントンのバスケット・シーンは見物ではあるが、だからといってそれが生きていなければ意味がない。

そして最も不満だったのは、ミラ・ジョボビッチの良さが全然なかった点だ。ヒロインがいなければ、いけないと無理矢理はめ込んだようにしか思えない設定。脚本の欲のせいか、すべてが中途半端。この映画の場合、男だけでもヨカッタのではないかと思う。 やはり、ミラを一番光らせる事の出来る監督は、リュック･ベッソンだなぁと思う。

ＮＢＡの現役選手が多数顔を出しているというので、バスケ・ファンにはたまらないサービスなんだろうけど、如何せんストーリーの方がどうしようもない出来なので、もったいないだけ。

そして、ラストのファンタジー？なんだよあれ。台無しの上に台無しの演出！

大好きなデンゼルの感想シーン以外は、時代遅れのかっこ悪いアフロだったし、なんだかすっごく損した気分。