[コメント] あなたに降る夢(1994/米)
ニコラス・ケイジ、ブリジット・フォンダ、ロージー・ペレスという主役3人のキャラとキャスティングがピタリと決まって心地良い。元になった実話からはかけ離れたストーリーのようだけど、ハート・ウォーミングでバランスの良い脚本になっていると思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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元になった実話は、「NYで勤続30年のベテラン警官が、勤続24年の馴染みのウェイトレスへのチップとして、冗談で宝くじの半分という提案したらそれが600万ドルの大当たりで、約束通り半分こした」というだけの話みたいだけど、この映画では、それをかなり自由に脚色してある、というかヒントとして使っているだけなので、本人たちへの著作権料も無いそうです。
実際の二人は大当たりの後でもライフスタイルを変えず、300万ドルは年間22万ドルずつ1984年から2004年までの20年間受け取っていたらしいけど、「税金やら何やらを払うと、実際あんまり大金持ちとかって感じじゃなかったな」などと、なんとも夢の無いコメントをしています。
映画の方では三者三様のお金の使い方をするけど、しかしそれぞれにいかにもアメリカンで、ちょっと違和感があったなあ。何だかお金を持つこと使うこと自体が夢であるような夢の無さ、とでもいう感じ。お金の使い道としては、悪者として描かれている俳優志望のウェイトレスの夫が、自分の劇団を作りたいから5万ドルくれ、というのが実は一番夢があって共感できちゃうかも!?
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