[コメント] ワイルドシングス(1998/米)
ヒッチコックのどんでん返し!
いやーびっくりしました。『ユージュアル・サスペクツ』の時と同様の驚きがありましたが、あれは比較的(当時としては)地味なキャスティングだったことが効果を出していたと思うんですね。でも今回は結構ビッグ・スターが総出演でしょ。最初はまたくだらないB級映画かなと思って見たらとんでもないことでした。 個人的にヒッチコック好きなものですから、この類の映画にはクさせられます。前半の痴情劇が後半サスペンスにつながるという展開はまさにヒッチ的です。 ただ、もう少し映画的な部分があっても良かったかな。 ヒッチコックなら、もっとえげつないくらいのカラーが出ていただろうし、例えば「海」というカテゴリーなら『太陽がいっぱい』のようなイメージがあっても良かったし、色々映画的な演出も可能だったと思えます。 でもねえ、これだけ展開が複雑で面白いと、そんなことはどうでも良くて、映画は楽しむもの、ということで何ら文句をつけるものではありません。 製作総指揮のケビン・ベーコンの志向が強く反映されている映画だったんでしょうね。 楽しめました。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (1 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。