[コメント] ウェディング・シンガー(1998/米)
使い捨てるように大量消費される80'sナンバー。まさにワンコインで買えちゃう程度のお手軽なノスタルジー。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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自分自身ベストヒットUSAやMTVの洗礼をモロに受けた世代。にも関わらずちっとも胸が熱くならない。センスよりも数で勝負みたいなブツ切りBGMとか、「コレって分かる?」みたいな背景や端々のセリフとかのお約束が、いちいち「気付け」と言わんばかりで押しつけがましい。ここまで自己主張が強いと背景が前面にしゃしゃり出て来てきちゃってる。それでなくとも存在感のない話だし。
背景もBGMも80年代で決めてかかってるクセして、話だけがそれについていってない。練られてないってのもあるけど、それ以前に古臭い。風俗も音楽も話も密接に関わり合ってこそ、初めて立体になって時代の空気ってのは伝わってくるもんだと思うのだが。『アメ・グラ』は後々まで残っても、この映画は残らないのはそういうことなんだろな。
などとグチりつつ映画が終わると、エンドクレジットのBGMが「ラジオ・スターの悲劇」。ズリいな〜、その曲は反則なんだよ(極私的に)。[2.5点]
(2002/10/5)
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