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[コメント] エネミー・オブ・アメリカ(1998/米)

予定調和で進む前半はともかく、後半の緊迫感はあるにも関わらず話の盛り上がりが今ひとつな展開に閉口。事件の締め方も『トゥルー・ロマンス』を思わせるような新鮮味の薄さ。ただ、映像の色使いだけ良。★2.5
ヴォーヌ・ロマネ

予定調和で進む前半はともかく、後半の緊迫感はあるにも関わらず話の盛り上がりが今ひとつな展開に閉口。事件の締め方も『トゥルー・ロマンス』を思わせるような新鮮味の薄さ。2.5

まず、あれだけの設備を備えているのにも関わらず 何故なかなか捕まえられないのかが笑わせてくれる。

また、締め方もそうだが、それ以前に脚本からもそう目新しいモノが 見当たらず、誰でも思いつきそうな内容だと思わせてくれる。 近年発達した情報技術の用語自体は新しくとも、その使い方が古いのだ。

比べるならば、同じ情報技術の発達による社会の歪みを描いた内容でも ユーモアとシュールさを織り交ぜた『トゥルーマン・ショー』の方が、 よほど凝った設定や脚本と言えるだろう。

あと、ガブリエル・バーンは一体なんだったのだろうか? 偽者のようなモノだと考えられるものの、どうもすっきりしないし、 何より扱いが勿体無さ過ぎる。カメオ出演でもないようだし。

ただ、全体的な映像の色使いだけは好感を覚えた。 デジタルでシャープな色使いはこの作品に巧く適合している。 これと似た(色使いが)モノは他に『交渉人』等がある。

(評価:★2)

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