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[コメント] 恋におちたシェイクスピア(1998/英=米)

"脚本がよく出来ていると良い映画になる"という見本のような作品。 テンポが良く、話の展開にも起伏があり時間を感じさせない。シェイクスピアを知らずとも楽しめるが、知っていればさらに楽しめる事は間違いない。★4.5
ヴォーヌ・ロマネ

"脚本がよく出来ていると良い映画になる"という見本のような作品。テンポが良く、話の展開にも起伏があり時間を感じさせない。シェイクスピアを知らずとも楽しめるが、知っていればさらに楽しめる事は間違いない。★4.5

基本的にはロマンティック・コメディに分類されると思うのだが、ロマコメ特有の"軽さ"が程ほどなので好印象。それにしてもこのアイディアと、それを巧く作品内で料理している事に驚き。

「ロミオとジュリエット」にしても「十二夜」にしてもそうだがさもこれが元ネタであるかのように思わせるシナリオを、ちゃんと映画として成立させるなんて事は、なかなか出来る事ではないはず。

この脚本は素晴らしい。これではオスカーを獲るのも納得せざる負えない。ただ、作品としては同年の『ライフ・イズ・ビューティフル』にはインパクト的に正直劣っていると思う。あれが作品賞を獲れず、この作品が受賞した辺りがハリウッド的思惑を感じさせられてしまう。

因みに、主演のジョセフ・ファインズと共演しているジェフリー・ラッシュは、同年の作品『エリザベス』でも似た時期の役をファインズと共に演じているのだが、こちらでは、この作品の情けない役とは全く正反対の役を演じている。

比べてみると、面白いかもしれない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ざいあす[*]

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