[コメント] イタリア旅行(1953/伊=仏)
ロケーション撮影による静かで饒舌な画面。画面はいつも物語を先回りしている。
ゴダール、キアロスタミ、そして『アイズ・ワイド・シャット』でキューブリックまでもがこの映画に似てしまった。しかし似ることが恥ではなくむしろ賛辞となるほど映画そのものの核心に近づいた作品。本当の革命はいつもこんなふうにあっけなく始まるらしい。ごく平凡な題名に理由なき憎しみさえ覚えるほどに。
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